無償化って言葉もう少し考えた方が良いと思う
このエントリというよりもブコメなんだけど無償化した方がいいという米に星がいっぱいついてて思ったことを少し。
mongrelP : 出生から高校卒業まで完全無償化したほうが早いのでは / はてなブックマーク
無償化って軽くいうけど財源がしっかりと確保されないと教育の質は下がると思う。
確かに子供の出生数は上がるかもしれない。それは良いこと。
でもちょっと待って欲しい。子供が大人になるまでに日本では公教育が用意されている。でもその公教育の質は低い。
前の記事でも書いたけど日本の公教育は強制の流し込みであふれた分を拾ってついてくるまで待っててはくれない。ついてこれる子だけに教える仕組みだ。
教員はブラック化してて、自由もきかない。そんな中頑張ってる先生もいるはずだか限界がある。
そこへ高校の無償化が入ってきて財源があやふやだと、教育はさらに悪化する。金が回らない組織が何をするかは見えてる。
子供が増えても育つ環境が劣化するのはどうなの?
それにこれからは外国人の流入や機械が人の仕事を減らしていく中で単純作業の人手を増やすことに意味があるかな。
クソ本とは子供の頃に嫌いだった食べ物に似ている
クソ本っていうひとがいるじゃないですか?僕もクソ本があるというのは理解してる。ただその使われ方にちょっと違和感があったので書いてみる。
続きを読むあなたの指示がうまくいかない理由。◯◯上司と呼ばれないために
あなたの部下に何度言ってもわからない人はいませんか。仕事に対しては真面目なんだけどおんなじミスを繰り返したり、何かを頼んでもちょっと足りない。そんな部下にお悩みのあなた。
続きを読む選別と従順化の為の公教育でいいの?
社会で求められる人材
社会で最も必要とされる人材とはどんな人たちだろうか?
高度な知識と思考力を持ち革新的なアイデアで世界を変えれる人。ちがうよね、そういう人たちは一握りでいい。必要なのは労働力。
従順で真面目なひとたち。遅刻をせず、不満ももらさず、まじめに働き続けられる人だ。基礎知識をもち、最低限の仕事をするために必要な日本語理解能力を持つ人たち。
社会のニーズに公教育が出した答え
まじめさ
遅刻をしないようにと教える。なぜなら遅刻するとラインが止まり、サービスが止まるからだ。ルールを守り決められたことを手順どおりに進められるように教える
和を重んじる
友達との協調性を学ぶというと聞こえがいいが個を抑えることを覚えさせられる。空気読めとか同調圧力に屈しやすくさせる。
最低限の知識
仕事をする上で必要最低限の知識を学ばせる。読み書き計算と簡単な社会知識。
フィルタリング
上の3つを満たせない子どもたちをふるいにかけ不良品として扱う。
こうして世の中の必要とする労働力を育てるのが公教育だと思ってるし、回してる人たちもわかってんだかわかってないんだか回し続ける。
そんな社会はもうない
でも世の中は変わった。もう単純労働を健気に続ける必要はなくなった。外国人労働者の流入と技術の進化でそういう人材はいらなくなりつつある。
それなのにこのシステムで育つということが何を意味するだろうか。
子供の目線で考えよう
子供たちのわかった瞬間の顔を見るとこっちまで嬉しくなりますよね。
子供に勉強してほしいというのはどんな親でも思うこと。できれば学ぶことの楽しさを知って自分から机に向かってほしい。しかし子供は勉強しなさいといってやっと机に向かいます。
おとなになると普段の生活は一定のテンポになって壁にぶつかることも少なくなりますね。しかし子どもたちは日々新たなことに出会い、さまざまな壁にぶつかります。子どもたちは壁をなんとか越えようとしますがその壁が高すぎれば諦めてしまいます。
これは大人もおなじで壁が高すぎてこえられないと諦めたくなるでしょう。でもそんな時にあなたの隣に立ち励ましてくれた人はいましたか?応援してくれた人は?こういう人の存在はとても大きかったですよね。
子どもたちはその壁の大きさに気づくことができません。そんな時に親が子供の横に座ってどこでつまずいているのか、何がわからないのかを自分の子供の目線で一緒に考えてあげるとそれがわかります。小学校では算数なら分数や小数で躓いてしまう子が多いみたいですね。算数は一度躓くとその先もあやふやになりいつの間にか嫌いになってしまう科目です。
そんな時に一番信頼している親が横にいて色んな説明でそのことをわかるようにしてくれたら心強さを感じて頑張ってわかろうと努力します。最近では学校でもその子がわかるように説明をしてくれるようですが一人の先生に見れる子供の数は限られています。
自分の子供を学校に全て任せているといつの間にか子供が学ぶことを諦めてしまうことが起きます。そうなってしまってからでは遅いのです。現代は共働きで労働時間も長く、その中で家事をして子供の世話をするだけで手一杯かもしれません。お父さんもお母さんも子供のために頑張って働いているでしょう。でも少しだけでも時間を作って子供の学びに寄り添いましょう。そうすることで子供は学ぶことに立ち向かう勇気をもって机に向かえるようになるから。
あなたは自分が子供の頃にどんなことがわからなかったかを覚えていますか?自分がわかった状態になるとわからなかった時のことをひとは忘れてしまいます。それはわかってしまったからです。なぜわからなかったのかを今になって説明することはとてもむずかしいと思います。
自分の子供が分からないことをあなたは知ってますか?