妄想の王さま

ジジ可愛い

あなたの指示がうまくいかない理由。◯◯上司と呼ばれないために

あなたの部下に何度言ってもわからない人はいませんか。仕事に対しては真面目なんだけどおんなじミスを繰り返したり、何かを頼んでもちょっと足りない。そんな部下にお悩みのあなた。

ずばり答えはあなたの指示にある。あなたは人にモノをお願いするときに自分の言葉で説明をすると思います。これが間違い。

「はぁー自分の言葉で言わなかったらどうやって伝えるんだよ?」

それは相手の言葉を借ります。正確に言うと相手の心のなかにある言葉で説明を組み立てます。仕事に関する知識は常識だと思っていませんか?あなたの使う言葉は万人が知ってる言葉だと思ってませんか?

そこが誤りの始まり。部下があなたの言ってることを理解できないのはその部下の心のなかでは処理できない言葉があって、そこがあやふやになると作業に支障が出ます。もしかしたら部下はこれってどういうことだろう?思うかもしれませんが上司が普通に説明した言葉がわからないと言い出せずにいるかもしれません。ここで意味を聞いてくるタイプはそういった作業上のミスは少ないでしょう。

人は言われたことや書かれたことを理解するときに入ってきた情報から関連する情報を脳の中で活性させて次の情報を結びつけて行くことで理解しようとするそうです。そもそも関連する情報がないときやあなたの言葉の組み立てが良くない場合、部下は理解に失敗します。聞いた言葉は理解できていますが意味がつながらずそのまま作業に入るととりあえずの作業になり、作業中にあやふやな部分が出ればそちらに気を取られてミスを誘発します。

世の中には1を聞いて10を知る部下もいれば10言っても2しか理解できない部下もいます。部下に恵まれないと嘆くまえに伝え方を見なおしてみましょう。

もしあなたに子供がいるならこの言い方が分かってもらいやすいかもしれません。

母親が子供に向かってこう言います。

「何度同じことを言わせるの?」 「何度言われたらわかるの?」

何度言ってもわからないのは指示の仕方が間違っているのです。何度も同じことを言ってるのに気づきながら改善しないのは指示する側の怠慢です。部下を変えようとするよりもあなたが変わるほうがコストは小さくて済みます。あなたが指示の仕方を考えて、色んなタイプの部下にあった指示をできれば部下たちの力は何倍にもなってあなたを押し上げます。

この記事は自分が15人程度の現場でバイト責任者をしてた時に学んだことをベースに書きました。